こんにちは。yoga angieです。ブログには、ヨガのことだけではなく、日常の中から、私の経験や思ったことを綴っています。
生まれながらに持っている体質や病気、障害のこと。これらとうまく付き合っていくには、身の回りにあるものを上手に選んでいくことが必要です。
私は小さい頃からアトピーがあって、今でこそやっとコントロールができるようになりましたが、長年症状に悩まされて、辛い日々を送ってきました。
ずっと病気と向き合ってきて思うのは、何か一つもので治ることはない、ということ。私たちって、どこかに完全な”正解”があると錯覚して、それを探すのに必死になってしまうんですよね。でも、それをやっている限りずっと苦しい。それは幻を追いかけているだけだから。
必要なのは、自分の体や心の状態をしっかり観察して、それに合ったケアをしてあげること。ゴールは病気を治すことではなく、その先の希望を見つめることです。
☆あなたがこの人生でやりたいことは、何ですか?
ステロイドを使うこと
何かと悪者にされる薬のステロイドですが、薬は用法、容量を守って使います。自然治癒では追いつかない症状を、一時的に緩和して、その後の経過を助けてくれるものです。アトピーの治療ガイドラインができたのは、ここ数年の話なので、間違った薬の使い方をして余計に症状をこじらせていた人も多いんですよね。
薬を使わずに自然の力だけで治す、というのは理想ではありますが、時間もかかるし、その分感染症などにかかるリスクもあります。そして、普段の生活自体が困難になります。もちろん、自然治癒で治る程度なら薬は要らないけれど、アトピーは風邪のような一時的なものではなく体質なので、難しいんです。
ステロイドは、段階的に強さ、頻度を落としていきます。表面的に症状が消えたように見えても、皮膚の奥にはまだ炎症が続いているので、少しずつ減らすという方法で、プロアクティブ療法と呼ばれています。理想は、信頼できるお医者さんと長期的に取り組んでいくことですよね。町の皮膚科や小児科は患者さんが多くて、診察時間が短いので、悩んでいる方は、アレルギーの専門外来を紹介してもらうといいと思います。
ステロイドが良いとか悪いとか、そういうのはもう気にしなくて大丈夫☺️
体の声を聞く
病院に行けば、必用な治療をして、症状を抑えることはできますが、自分の体質を変えることはできません。
症状が出るのは、何かしら体に負担がかかっていたり、環境の変化に対応できないときです。特に女性は、生理の前後や妊娠、出産などホルモンの波があるので、その影響を常に受けています。
自分の体の声を聞くというのは、一見難しく感じるかもしれませんが、
“だるいなー。疲れが溜まっているなー。栄養が足りてないなー。冷えているなー。運動不足だなー。少し風邪っぽいなー。”
そういった感覚を、自分で拾ってあげることです。
それらを見て見ぬふりして、例えば栄養ドリンクとか風邪薬でその場をしのいでも、体には負担がかかっています。そういうときは、しっかり休養を取ったり、ストレッチをしたり、消化に良いものを食べたり…自分の体が欲しがっているものを取るようにします。いつも忙しくて頑張っている人は、休暇を取ったり、子どもを預けたり、自分に優しくするための工夫が必要かもしれませんね。
体の声を聞く練習は、ヨガをすると自然と身に付いてきます。いつもと違うな、なんか違和感があるな、という繊細な感覚に素早く気づくことができるので、病気の予防にもなるんです。
ストレスを見つめて本音を探る
ストレスが溜まるは仕方のないことだと思っていませんか?日々ストレスを溜めて、どこかで放出する、そしてまたストレスを溜めて…。現代人の宿命なのかもしれませんが、ストレスを感じるのは、自分が何かを我慢しているからなんですよね。
他人を変えることはできないけれど、自分が何を選択するかは変えられます。だから、何を我慢しているのか、現状の何が嫌なのか、何が自分に負担なのか、それらをしっかり見つめて、自分の答えを探すんです。
私が一番アトピーが酷かったのは、社会人の時ですが、その時は労働時間が長くて、私には体力的に無理がありました。でも、社会人として自立しなきゃとか、生活のためにお金が必要だからとか、そういう思考でいっぱいだったので、強い薬を使ってでもどうにかしてアトピーを抑えようとしていました。
だけど、そんなことをすればするほど、症状は悪くなる一方だし、人間関係も悪くなるし、上手くいかないことばかりで、最終的にはなんと会社が無くなる(!)という現実だったのです。このあたりは以前のブログに書いています。
すぐに理想の環境に変えるのは難しいですが、できる範囲で行動を変えていきます。ストレスって、自分で対処できるんですよ。ただそれには、自分の思い込みや不必要な価値観に気づく必要があります。そのために、自分の心に意識を向けて、本音を探っていくんです。
病気になったとき、医療や薬といった自分の外にあるツールを使う、体の声をきく、心を見つめる。どれか、じゃなくてどれも必要です。アトピーの場合は、他にも気をつけたいことはありますが、基本はこの3つが柱になります。子どもの場合は自分の気持ちに正直なので、大人よりシンプルです。
何か参考になれば嬉しいです💗
あずさ