普通じゃないことが普通になればいい。マイノリティな子どもたち。

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息子が発達障害グレーということをきっかけに、子どもの発達や脳の仕組みを知識としても経験としても学ぶようになってから、

学校の子どもたちや、子どもたちが集まる場に行っても、発達の特性を持っている子たちというのにすぐに気づくようになりました。

学校には通常クラスでも、体がソワソワ動いてしまう子や、衝動を押さえられない子なんかは普通にいて、親御さんが気づいている子もいれば、気づいてない子も多いですね。

実際に学校で困り事があっても、家庭のデリケートな部分になるので、学校側から発達の問題があるなんて伝えることは、ほぼ無いそうです。ママたちの間でも、病気や障がいなんてかなりリスキーでタブーに近い話題なので、あれ?と思っても、気安く伝えることなんて出来ない。

それでも伝えなきゃと思うときもあります。明らかに子どもが困っている、SOSを出しているなというのが状況的に分かるから。

どんなに信頼関係ができてても、この人なら大丈夫だと思える人でも、発達の特性があると伝えるときにはそれなりの覚悟が必要です。

めちゃくちゃ言葉も選ぶし、もちろん自分が感じたことが間違っているかもしれないし。発達の特性があることは病気ではないということを伝えたいし、子どもの特性を知ることは愛だと伝えたい。

それでも、すごくデリケートな話だから、どんなに気を付けても相手に受け入れられないこともあるし、きっと傷つけてしまっているかもしれない。そんな想いを、いつも抱えています。

そして私自身が、自分も傷つきたくないっていう素直な気持ちも一緒に…。

↑自閉症のジュリア。
セサミストリートだいすきなんだけど、こんなキャラクターがいるなんて感動しちゃった💓

子どもの成長は待ってくれないから、いちばん身近なママが特性に気づいて寄り添ってあげなきゃ子どもがどんどん辛くなってしまいます。スムーズに学校生活を送れるように、先生に子どもの気持ちを代弁したり、配慮をお願いする必要も出てきます。

子ども自身がありのままの自分で、のびのびと生活できる環境を、周りの大人たちと一緒に創っていくんです。

発達の特性があることは病気じゃないし、かわいそうでも、不幸なことでもない。環境を整えるだけで、その子の良いところがぐーんと伸びることもあります。

だから、早く気づいて動いてあげるに越したことはないんだけど。話題がタブーだから、教えてあげる人が誰もいない。どうやって気づくんだ?問題が起きてからじゃ遅くない?

結局、普通の子じゃないというのがタブーであって、親としてはショックなことで、悲しいことなんだろうけど、その価値観が子どもを見る目を曇らせてしまうんです。

でも実は普通のふりをしているだけで、みんなそれぞれ産まれもった体質や特性があるんだよね。濃かったり薄かったりグラデーションになっているの。

自分らしく生きるって、自分だけ良ければいいということではなくて、

自分も、皆も、幸せであること。自分を知り、相手を知り、互いの理解を深めていく社会。

普通じゃないことが、普通になればいい。

そうなったら、病気だとか障がいとかジェンダーとかきっともっとマイノリティってあるんだろうけど、そんなの関係なく、お互いをリスペクトし支え合える優しい関係を築くことができると思うんだよね。

私には、『特性があることは素敵なことだよ!』って伝えていくことくらいしかできないけど、それでも誰かの何かの役に立てたら嬉しいな

angie

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