よい・わるいではなく、自分に必要なもの

Diary

桜が咲いたと思ったら、もう散り始めて葉桜になりつつあります。

桜並木を通ると、きれいだなあと思うと同時に儚さもありますね。でもそれひっくるめて、日本の風景って四季折々を楽しめて素敵だなあって思います。なんなんだろ、桜ってほんの2週間くらいしか花を見れないのに、日本の心というか、心の奥の方からじわーっと込み上げてくるものがあります。

年度の変わり目。大きな歓送迎会もないので、あまり卒業や異動といった出会いと別れを体感する機会も減ってますが、学校や会社では例年通り、新しい環境での暮らしがスタートしますね。

環境や人事の変化で心身ともに疲弊しやすくなります。ブログでも、春におすすめのスパイス感情を見つめることをお話ししましたが、

体を壊したり、ストレスで病んでしまわないように

”自分自身を知ろうとすること”は、何より大切なことです。

私も小さいころから体力が無くて、行動も人より遅くて、なんとか周りに合わせようと必死だったけど、もっと自由に好きにやりたかったよなーーって思う。

私たちが子供の頃って、熱があっても出席日数得るために無理やり出席したり、遅刻したら正座させられたり、スポーツや勉強がでる人が偉い、辛いとか苦しいとか弱音も吐けないみたいな風潮があって、今考えてもおかしいと思うんだけど、当時はそれが当たり前だったから、自分の感覚なんて麻痺してたよね。

できないことは、自分の努力が足りないから。だから頑張る。でもそうすると、自分の限界を超えちゃうからさ、そりゃ楽しくないし、体も壊れちゃう。

それで何とかこの体を丈夫にしようと、ほんとに色んな健康法を試してみたけど、私にはどれも合いませんでした。

そりゃそうだ。

ベースとなる『自分』という身体は、ひとりひとり違うんだから。

私にとって、ヨガやアーユルヴェーダは自分を知るためのツール。

どんなに栄養価のある食べものを食べても、それがうまく消化できないと体にとっては老廃物だし、

どんなに名のある医師に診断を受けても、信頼関係がなければ治療はうまくいかないし、

無理な運動や食事制限は、かえって体を壊したりストレスを抱えてしまう。

健康になるために必死になって、不健康になってる人はたくさんいる。

自分にとって、必要なもの。

食べ物を食べたとき、体にうまく合っているかどうかを判断するには、食べた後体が重たくなったり、消化不良を起こしてないか、湿疹やじんましんなどができないかどうかです。

うまく消化できていれば、食後数時間たてば後に残った感じはしません。いつまでも胃の中に残っている感じや、体に異常が出れば、食べるのを控えたり、量を減らすなど調整が必要です。

私は、胃腸が弱いので、質の悪い油やチョコレートは体に合いません。でもそれだけじゃなくて、一般的には体に良いとされるもの。例えば玄米のような消化の重たいもの、ゴボウやレンコンなどのアクの強い根菜類も胃が痛くなるので、ほぼ食べられません。

ヨガをやっていると、マクロビ、ビーガンのような自然食のイメージがありますが、私は逆に、動物性のもの、魚、肉を食べることが多いです。

消化が弱く、体が弱いので、動物性のたんぱく質やミネラルが必須です。植物性のものは消化に時間がかかるので、運動よりも消化の方にエネルギーを取られてしまうし、女性は特にミネラルが不足すると貧血になりやすいです。

人間だって動物だから、似た組織を持つ仲間のいのちを頂いた方が効率がいいんですよね。子どもたちも成長期なので、お肉や魚は欠かせません。

私は、自然派やナチュラル派って変だと思っていて、

「動物だって肉食、雑食がいるのに、なんで植物性のものを食べることだけがナチュラルというんだ???」

「人間は知恵を使って道具を使ったり、新しいものを創造することが自然なことなのに、なんで人間が作り出したものは否定されるんだ?????」

極端な考え方は、かえって不自然。

もちろん自然食だって好きだし、野菜もよく食べます。昨日も産直市場でたくさんお野菜を買ったんですが、その日の夜は田舎料理みたいな食卓でした。というか、鮮度がいいと茹でた野菜に少量の塩だけでおかずになるから、とてもシンプルです。

なにがいいとか、わるいとかじゃなくて、バランス。

自分にとって必要なものは何なのかそれが大事だと思います。

それからもうひとつ。

せっかく日本という四季折々、津々浦々、こんなに自然豊かな国に産まれてきたのだから、美味しいものたくさん食べたいじゃないですか♡♡♡

3年前に行った壱岐島の民宿。ほぼ料亭✨

好きな人と、好きな場所で、美味しいものに囲まれたら、こんなに幸せなことってないです☺

コロナで自由に旅行ができないからこそ余計に、日本って世界って豊かだなーーって思うんです。

現地に行けなくても、工夫次第で近場でも楽しむことはできますけどね。でもやっぱり実際にその場所に行って、その土地の空気を吸って、現地の人と触れ合ってっていうのが旅の醍醐味。

あーー、旅行にいきたぁい!!!

あずさ

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